北海道乗馬連盟国体等北海道参加人馬選考要領
2001(平成13)年4月22日制定 (総則) 1 北海道乗馬連盟は、国体等参加人馬の選考を、より厳正に、より公明正大に執行するため、 過去の選考方法をさらに充実させ、この「北海道乗馬連盟国体等北海道参加人馬選考要領」 (以下「選考要領」という。)を制定し、公示する。 2 HEF国体及び東日本大会参加人馬選考委員会(以下「選考委員会」という。)は、毎年、 国体馬術競技北海道ブロック予選大会等(以下「予選大会」という。)終了後、速やかに選 考委員会規程及びこの選考要領によって参加人馬の選考を行う。 また、この選考要領に明確に示すことが出来ない、即ち、予選競技の結果がでないと判 断できない部分については、選考委員会の判断と責任のもとに厳正かつ公平に選考を行う。 その結果は選考記録を添付し、HEF理事会(時間不足で文書理事会となる場合が多い と推測される)の承認を経て会員に周知する。 (国体選考対象予選種目) 3 国体選考対象予選種目(以下「対象種目」という。)は国民体育大会馬術競技(以下「本 会」という。)の種目に合わせて標準的に次のとおりとするが、本大会の種目変更・内容変 更等に合わせて、その都度、実状にあった種目編成とすることが出来る。 成年男子国体総合馬術競技 成年男子標準障害飛越競技 成年男子スピードアンドハンディネス競技 成年男子・女子セントジョージ馬場馬術競技 成年男子・女子自由演技セントジョージ馬場馬術競技 成年女子標準障害飛越競技 成年女子スピードアンドハンディネス競技 少年標準障害飛越競技 少年スピードアンドハンディネス競技 少年アジア大会記念団体馬場馬術競技 少年自由演技アジア大会記念団体馬場馬術競技 少年団体障害飛越競技 (国体参加人馬選考基本原則) 4 選考に当たっては、次の基本原則を遵守する。選考過程においては、これらの 基本原 則が、2重3重に或いは相互に、複雑に絡み合って選考優先度が決まるので、それらを総 合的に勘案して、参加人馬の選考を行う。 (1) 選考人馬数 監督1名(選手を兼ねることができる) 選手:成年男子 4名 成年女子 2名 少 年 5名(自馬競技3名、団体2名) 総務1名(HEF独自に配置することができる) ホースマネージャー2名(1名は選手を兼ねることができる) 馬匹:8頭(自馬競技7頭、少年団体1頭) 予備人馬登録:3名3頭 ※ 必要な場合、HEF独自に総監督を1名置くことができる。 ※ 選手総数=~11名~13名、選手団総数=~16名 (2) 人馬の本大会参加基準は、JEF国体実施要項及び覚書等による。 (3) 人馬の選考は、予選大会における対象種目の成績を第1優先とする。 (4) 参加馬は、予選大会の成績上位と本大会での好成績期待度を優先して選考する。 (5) 予選大会で実施しない本大会種目の参加人馬は、関係する対象種目の成績上位から 検討し、人馬の適性も配慮して選考する。 (6) 国体総合馬術競技は、優勝人馬が必然的に選考され、不都合がある場合は2位、3 位まで検討し選考する。内容によっては不参加もあり得る。 (7) 成年男子もその対象種目での優勝人馬が優先的に選考される。不都合がある場合は 下位の人馬まで十分検討し選考する。内容によっては不参加もあり得る。 (8) 成年女子及び少年についてもその対象種目での優勝者が優先的に選考される。ただ し、騎乗した馬匹も本大会での好成績が期待される場合は、参加馬の選考枠内で可能 なら人馬共に選考することができる。 (9) 一般的に、成年女子及び少年は成年男子の馬匹と共有している場合が多いが、その 場合、選手の成績が優先される。ただし、人馬の組合せによっては本大会での好成績 が特に期待される場合もあるので、よく検討し、選考委員会の責任のもとに選考する ことができる。 (10) 少年団体障害飛越競技の優勝者は必ず選考する。ただし、この優勝者が自馬競技で 選考された場合は2位の選手を選考することもできる。 (11) 本大会の少年団体障害飛越競技に使用する馬匹は、予め選考委員会で決定する。こ の場合、北海道の選手が十分に乗りこなすことが出来るか否かを確認し、責任者の意 見も聴取したうえで決定する。 (12) 参加馬の選考枠に余裕がある場合は、この(11)の競技専用馬を用意することがで きる。この場合、本大会での好成績が期待されるならば、自馬競技に使用することが できる。また、ホースマネージャー1名の出場枠の活用も可能となる。 (13) 選考された馬匹に騎乗する選手と出場種目の決定は、人馬一体で選考される場合は ともかくとして、貸与馬的に選考される場合は(11)の後段と同様とする。 (14) 年度によっては、選考結果として、不参加種目が生じたり、或いは参加馬枠を下回 ることがある。 (東日本馬術大会参加馬選考要領) 5 東日本馬術大会参加馬は、次の事項に留意して選考する。 (1) 東日本馬術大会参加馬の選考対象種目は、予選大会である北海道馬術大会の実施要 項に明示する。 (2) 東日本馬術大会の北海道参加馬割当数は、毎年度JEFから通知されるものによる。 (3) 参加馬は、東日本馬術大会実施要項及び上記の事項に準じて選考する。 (選考要領の施行) 6 この選考要領は、2001(平成13)年4月22日から施行する。 (選考要領の改廃) 7 この選考要領の改廃は、理事会で決定する。 (補足) 8 特記事項 (1) 国体本大会参加者の役割 1) 監督:選手団の責任者としてHEFの委任を受け、総務の補佐を受けながら、選 手団の引率者であり、総括者でもある。自馬競技では選手の相談を受け、 少年団体障害飛越競技では選考経過を配慮しながら選手の起用を行う。 JEF国体実施要領で与えられた任務等任務上必要なことをを遂行する。 2) 選手:それぞれの出場種目で良く健闘することに専念する。 3) 総務:HEF独自の役だが、選手団のマネジメント一般を担当し、監督を補佐す る。 4) ホースマネージャー:自馬の世話は必要に応じて行うが、選手団の協力を得て、厩舎・馬 房及びその周辺の清掃・整頓・安全管理等に努め、馬匹の飼付も行う。 (2) 競技参加者の心得 1) 一般的に大会参加に際しては、目標は勿論高目に掲げるも、人馬のコンデションづく りとそれを維持することを忘れず、人馬共に万全の体調で競技に参加できるよう務 める。 2) 競技の結果(成績)が出てからは、必要以上に成績に執着はしない。 3) 本大会においては、北海道代表だということを常に忘れない。 4) 本大会においては、選手団として、良好な協力関係を作り上げ、維持することが、 何にも増して肝要である。 9 2001(平成13)年度国体本大会の実施種目は、次のとおり。 (1) 成年男子 国体総合馬術競技(FEIスリー/フォースター1995、H1.2m、W1.4m、375m/分) 標準障害飛越競技(238/3/AM5、H1.35m、W1.5m、水3.5m、350m/分) スピードアンドハンディネス競技(基準表C、H1.3m、W1.5m、400m/分) トップスコア競技(280、H0.9ー1.5m、W1.8、60秒) ダービー競技(285、H1.25、W1.5、375m/分) 六段障害飛越競技(距離11m、H1.5mから) セントジョージ賞典馬場馬術競技(2000) 自由演技セントジョージ賞典馬場馬術競技(1998) (2) 成年女子 標準障害飛越競技(238/3/AM5、H1.2m、W1.4m、水3.5m、350m/分) トップスコア競技(280、H0.9ー1.4m、W1.7、60秒) ダービー競技(285、H1.1、W1.5、350m/分) 二段階障害飛越競技(284/1・2/2・3・4・5・8、H1.2m、W1.4m、350m/分) セントジョージ賞典馬場馬術競技(2000) 自由演技セントジョージ賞典馬場馬術競技(1998) (3) 少年 標準障害飛越競技(238/3/AM5、H1.2m、W1.4m、水3.5m、350m/分) スピードアンドハンディネス競技(基準表C、H1.1m、W1.4m、400m/分) トップスコア競技(280、H0.9ー1.4m、W1.7、60秒) ダービー競技(285、H1.1、W1.5、350m/分) 二段階障害飛越競技(284/1・2/2・3・4・5・8、H1.2m、W1.4m、350m/分) リレー競技(基準表C、H1.2m、W1.4m、350m/分) 団体障害飛越競技(H1.1m、W1.4m、350m/分) アジア大会記念団体馬場馬術競技(1994) 自由演技アジア大会記念団体馬場馬術競技(2001)